歯科ロ腔保健スクリーニングアプリ「健ロチェック」は「10 ・20代」、「30~50 代」、「60代以上」の中か ら年代を選択 し、 5~6 問の簡単な質問に答えるだけで、お口の健康度 (10段階評価) が判定され、健康度に応じたアドバイスが得られます。回答に要する時間はわずか1分程度と簡単なので、皆様もぜひダウンロードして試してみてください。
八千代市歯科医師会新執行部が発足しました。
令和5年6月7日(水)に開催されました第22回通常総会にて、新執行部が発足しました。
2期目の柴﨑 聡会長を中心に市民の皆様の健康増進を考えて活動していきますので、よろしくお願いいたします。
GW中に歯が痛くなったら
今年は久しぶりにゴールデンウイークを満喫される方は多いのではないでしょうか?
しかしながら、歯が突然痛くなるってことはよくありますよね。
八千代市歯科医師会ではゴールデンウイーク中でも休日当番医を輪番制でおこなっております。
もしこの連休中に歯が痛くなりましたら休日当番医をクリックしていただけると、その日の当番医がわかります。来院される場合は事前に電話連絡をお願いいたします。
【歯を失う主な原因を知って、歯を守ろう】
いつまでも自分の歯で過ごしてもらいたいと思って日々診療しています。皆さんは、歯を失う主な原因をご存知でしょうか?失う原因を知って、それを予防・治療することができれば、自分の歯で過ごせる可能性は大きくなります。今回は歯を失う原因についてお話しします。
歯を失う原因は主に・歯周病(37.1%)・むし歯(29.2%)・破折(17.8%)
の3つとなります。
この3つだけで全体の84.1%になります。
また、破折は主に歯髄(歯の神経)を取った歯で、歯髄を取る理由のほとんどがむし歯です。
破折をむし歯に含めると歯周病が37.1%、むし歯(破折を含む)47%になります。
つまり、歯周病とむし歯の2つの病気に対して予防・治療し、定期的にメインテナンスを受けてコントロールすることができれば、歯を失うリスクをグッと減らすことができます。
どちらの病気も初期の段階では自覚症状がありません。手遅れになる前に定期的に歯科医院で検診を受けることをおすすめします。
「舌は正しい位置にありますか?」
舌は普段どこにあたっていますか?舌の先端が歯にあたっている方は「低位舌」かもしれません。そしてつばを飲み込む時に舌が歯にあたっている方は「舌突出癖」(乳児嚥下やタングスラストとも言います)
「低位舌」と「舌突出癖」は様々な体の不調を起こしてしまいます。
・歯列不正(下の歯がジグザグになったり、受け口になったりします)
・誤嚥(自分の唾液が気管に入りむせやすくなります)
・猫背(背中が丸まっている方が多いです)
舌が正しい位置にあるかのチェック方法は
・何かに夢中になっている時
・普通にお口を閉じている時
・特に『タ行の音』が入った言葉を発音する時
・飲み物、食べ物を飲み込む時
これらの時に舌が上下の前歯の間に少し当たっていたり、はさまっていたら「低位舌」です。
気になる方は、かかりつけの歯科医院へ行ってみましょう。
まだかかりつけの歯科医院がなかったら、下のリンクをクリックすると近隣の歯科医院が検索できます。
八千代市歯科医師会 | 会員歯科医療機関 (yashi.or.jp)←こちらをクリックすると歯科医院の検索ができます。
TCH(Tooth Contacting Habit)って知ってますか?
TCH(Tooth Contacting Habit)とは「歯の接触癖」のことを言います。
歯が接触するタイミングは会話、咀嚼(食べ物を嚙むこと)、嚥下(食べ物やつばを飲みこむ)の3つのタイミングで起こります。
それ以外は実は上下の歯は隙間が1~3mm開いていなければいけません。
もちろん、口をぽかんと開けるのではなく上下の唇が軽く接触して、歯は接触しないのが理想です。
一日の間で上下の歯が接触する時間は約20分と言われています。
それ以上接触している方はTCHの可能性があります。
ご自宅で出来る、TCHの判定方法があります。
- 舌圧痕がないか?
舌の左右の側面にギザギザとした歯の痕がないかをみる。
- 頬粘膜圧痕がないか?
左右の頬の内側に歯の痕がないかをみる。
などがあります。
TCHは何か集中しているときに起こりやすいです。(スマホをよく見る方にも多いです)
歯が欠けたり、銀歯が取れやすい方はひょっとしたらTCHかもしれません。
肩こりや、片頭痛なども起こすTCH。
気になる方は、歯医者さんで相談してみてください。
お口の健康セミナーが開催されました
令和5年2月16日(木) 八千代市保健センターにおいて、当会所属の杉山修平先生講演の「お口の健康セミナー」が開催されました。新型コロナウイルス感染症のため長らく開催できなかったセミナーでしたが久しぶりの開催となりました。
熱心な市民の方からも多数質問もあり、とても有意義な講演となりました。
会場に併設する形で「口腔がん」についての資料の展示もさせていただきました。少ない時間でしたが今後も市民の方々に寄り添って活動していきたいと思います。
乳歯から永久歯に生えかわる時期に注意したいこと
昔に比べ、お子さんの仕上げ磨きを熱心にやってくれる親御さんが増えてとても
嬉しいことなのですが、小学校高学年になるころには、仕上げ磨きも嫌がって
親子喧嘩なんてこともよくあるようです。
12歳くらいまでには徐々に歯が生え変わっていくのですが
生えて間もない永久歯は、まだ歯質が弱く虫歯への抵抗性も弱い為、虫歯になりやすい
という特徴があります。
乳歯から永久歯への生え変わりの時期は特に、お子さん自身がしっかり歯磨きをすることと、親御さんのチェックも大事です。
また、かかりつけの歯科医院で、歯磨き指導を受けるのも、とても効果的です
専用の染め出し液で磨き残しをチェックすると、想像以上に磨けていないことが多いで
す。
そんな時、お子さんたちは、「磨いたもん!!!!」と言うのですが
「磨いた」と「磨けた」は違います。
磨き残してしまう部分を、染め出しすることで確認し、歯ブラシの動かし方や
自分の口にあった歯ブラシの選択など、アドバイスしてもらい
しっかり歯磨きして、歯を大切にしてほしいです。
お口の健康セミナーが開催されます
2023年も早いもので1か月が過ぎました。
今年は明るい年になるといいですね。
さて、2023年(令和5年)2月16日(木)に八千代市保健センターで当会所属の杉山修平先生講演の「お口の健康セミナー」が開催されます。
講演は10時からとなっております(要参加申し込み)。
お時間のある方は、是非参加お待ちしております。
歯周病と全身疾患
ヒポクラテスは「歯を抜去をすると関節炎が治癒することがある」と書き残したといいます。
古代ギリシャの時代から、お口の健康と全身疾患の関係は知られていたようです。
現在、歯周病は、誤嚥性肺炎・糖尿病・動脈硬化・早産などたくさんの疾患との関係が明らかになってきています。
最近は、外科医の先生達の中でも、外科処置の前の口腔ケアは、共通認識になっているようで、「来月オペの予定があるので、検診と口腔ケアを勧められた」と来院される方が増えました。
歯周病は重症になるまで、自覚症状があまり出ない疾患です。症状がなくても、定期的に歯科医院を受診し、口腔内の健康を保つ事をおすすめします。