GW(ゴールデンウイーク)中に歯が痛くなったら困りますよね。八千代市歯科医師会ではGW中でも会員の輪番制で対応しております。こちらをクリックして事前に電話連絡の上、診療を受けてください。
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先天性欠損って何?
4月に入り、学校歯科健診を行われたお子さんも多いのではないでしょうか?
健診結果に先天性欠損と書かれてくるお子さんも、この時期はよくみられます。
歯は乳歯は20本、永久歯は28本(親知らずもいれると32本)あります。
しかしながら、何らかの原因により歯が通常より少ない方がいます。それを先天性欠損といいます。
歯が足りないと歯列不正、噛み合わせの異常、見た目が悪くなるなど色々な問題が出てしまうこともあります。
健診結果で先天性欠損と用紙に書いてある場合はかかりつけ歯科医でレントゲンを撮影して本当に顎骨に歯が無いのかを診断してもらい今後の相談をすることをお勧めします。
フッ素塗布について
フッ素塗布は、適切な方法で行われる限り、安全で効果的な虫歯予防の手段とされています。歯科医師が行うフッ素塗布は、通常、濃度が調整されており、短時間で効果を発揮します。
フッ素は、適切な濃度と量で使用される限り、安全です。歯科医院でのフッ素塗布は、専門家によって行われるため、過剰な使用のリスクは非常に低いです。
虫歯予防効果としてフッ素は、歯の再石灰化を促進し、虫歯の発生を抑える効果があります。特に、子どもにとっては、乳歯や永久歯の健康を守るために重要です。乳歯が生えてきたら1度歯科医院に相談してみると良いです。
副作用のリスクについてフッ素塗布による副作用は非常に稀ですが、過剰に摂取した場合にはフッ素症(歯の変色や斑点)が起こることがあります。しかし、これは通常、日常的なフッ素使用ではなく、過剰摂取によるものです。
歯科医師の指導の元行えば安心して受けることができます。
フッ素入ってない歯磨き粉意味ある?
フッ素が含まれていない歯磨き粉にも一定の意味がありますが、虫歯予防の観点からはフッ素入りの歯磨き粉が推奨されることが一般的です。
フッ素塗布や歯磨剤等についてもかか是非りつけ歯科医に相談して下さい。
講習会のページを更新しました
令和6年度講習会のページを更新しました。八千代市歯科医師会 | 講習会
世界の歯に関するおまじない
世界には歯にまつわるおまじないや風習がたくさんあります
1.日本:屋根と床下に投げる
歯が抜けたとき、上の歯は床下に、下の歯は屋根に投げます。
これは「次に生えてくる歯がまっすぐ丈夫になりますように」という願いです
2.アメリカ・ヨーロッパ:トゥースフェアリー(歯の妖精)
子供が抜けた歯を枕の下に置いて、トゥースフェアリーが訪れて歯を
持ち替えて、代わりにお金やプレゼントにかえてくれる
3.スペイン・フランスでは、ねずみの妖精が、抜けた歯を持ち去ってコインやプレゼント にかえてくれる
4.ギリシャ:屋根に投げる
5.インド:太陽やネズミに捧げる
インドでは、抜けた歯を太陽に向かって投げて、丈夫な歯が生えてくるように
祈ります。また、ネズミのように鋭く強い歯になるように願います。
6.アフリカ(南アフリカなど):靴に入れる
子供たちは抜けた歯を靴の中に入れています。
翌朝、歯はお金に変わっているとされています。
その他にもモンゴルではエサの中に乳歯を砕いて混ぜて飼い犬に与えるそうです。
丈夫な歯の象徴であるネズミの他に、鳥やリスなどの動物が登場する地域もあります。ロシアではネズミの歯にあやかりネズミの巣穴に乳歯を投げ込むそうです。ネパールなどでは畑に埋めることで歯の成長ばかりでなく食料の増産に願いを込めるようです。コスタリカやチリなどの中南米の国では、抜けた歯に穴をあけ、金メッキなどを施して、イヤリングやペンダントにしてしまうそうです。
世界の色んな風習や習慣、おまじないも様々で面白いですね
かたつむりは10000本歯があるようですが、
ヒトの歯は親知らずも含めると永久歯32本です
生えてくる歯を大事にしましょう
口を閉じること、舌を上あごに当てること、鼻で呼吸することが大切ですよ!
お子さんの歯並びが良くないと気になりますよね?
特に歯並びが悪い保護者の方は、お子さんにも遺伝して歯並びが悪くならないかと心配される方が多いのではないでしょうか?
確かにあごの大きさや形、歯も大きさや形、先天性の欠如歯は遺伝する傾向はありますが、お子さんの歯並びが悪くなる原因は遺伝より日常の癖や習慣によって、あごの成長が悪くなる(あごが小さい)ことが原因の大半を占めています。
よく噛んでたくさん食べて、運動をすれば、あごは成長していきますが、正しい方向に成長していかないと歯並び以外にも咀嚼(そしゃく)障害や発音障害、睡眠障害、発達障害、さらに姿勢の悪化や顎関節症を引き起こす可能性が高くなります。
最近は小さい時からスマホやタブレットを見る機会が増えていますので、悪い姿勢(前かがみ)になっている時間も増えているはずです。
上あごの成長は、顔の形が決まってくるキーとなります。10歳までに9割完成されてしまいますので、この時期に前かがみの姿勢でいることが多いと、本来上あごに当たっていなければならない舌が、上あごから離れて下がってしまい、その結果あごの成長方向が悪くなってしまいます。
あごの成長方向を左右する要因を述べますと
- 普段から口が開いている
- 口を閉じている時、舌が上あごについていない
- 口呼吸をしている
- 飲み込む時に口の周りに力が入っている、あごに皺ができる
さらに上記1~4を引き起こす原因と考えられているのが、
- アレルギーなどによる鼻閉の影響で鼻呼吸ができない
- 舌のヒダ(舌小帯)が短く、舌の動きが悪い
- 上唇のヒダ(上唇小帯)の付着異常により、唇が閉じにくい
1~4が該当するお子さんは、口腔機能発達不全症の疑いがあります。
数年前から「口腔機能発達不全症」という病名で保険診療にて対応できるようになりました。放置しておくと先程も述べましたが、様々な障害が出現する可能性がありますので、かかりつけの歯科医院で相談してみて下さい。
その手や足のブツブツはもしかして…?
手ひらや足のひらにブツブツができて、膿が出たりする掌蹠膿疱症という疾患があります。
この疾患は、喫煙者や、体のどこかに炎症がある人がなりやすいのですが、
歯周病や根尖病変(虫歯がひどくなって、歯の根の先に病巣ができること)の治療をすると改善するという報告があります。
また金属アレルギーとも関連しているといわれ、歯に詰めた金属を外して、金属以外の材質に置き換えて、改善した例もあります。
このような症状がでたら、まずは皮膚科の先生に相談し、必要であれば、歯科の先生と連携して治療を行う必要があります。
また歯周病や根尖病変は、掌蹠膿疱症だけでなく、万病の元なので、日頃からセルフケアを励行し、定期的に歯科医院でチェックする事がおすすめです。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
あけましておめでとうございます。
皆さんは令和7年の年始をどうお過ごしですか?
八千代市歯科医師会は今年も八千代市からの委託事業や学校歯科健診をはじめとした学校歯科保健・地域保健事業、また、市民にむけての講演会や会員向けの講習会を開催して知識や技術の研鑽を積み、地域医療に貢献していきたいと思います。
また、八千代市歯科医師会では年末、年始も会員医療機関で休日当番医を行っております。
急な痛みなどありましたら、八千代市歯科医師会公式サイトの休日当番医の年末年始の歯科休日当番医をクリックしていただければ当番医の医療機関がわかります。ぜひ、ご利用ください。
平安時代の歯
大河ドラマ「光る君へ」を見られている方は多いと思います。
先日このドラマを見ていてふと感じました、歯のケアはどうしていたの
だろうか?口臭は?虫歯は? 職業柄つい歯にむすびつきます。調べてみました。
平安時代、平均寿命は男性50歳、女性40歳ぐらいで今よりもずいぶん短命、
死因の半分は結核、2割は脚気だったそうです。仏教の影響で貴族などの上流階級では
歯磨きは身だしなみとして行われていたとの事、もちろん現在のような歯ブラシや口腔ケアグッズはありません。楊枝:小枝の先端を砕いて房状にしたものでこすっていました。
塩を歯磨き粉として使用していました。また平安時代は男女17歳くらいになると歯を黒く染め、成人としてお歯黒をしました。このお歯黒にふくまれるタンニンは細菌の侵襲から守る作用があり、成分の第一鉄イオンには歯の表面のエナメル質のハイドロキシ・アパタイトを強化して歯を強くする作用がありました。
平安時代には、枝で作った楊枝や塩でゴシゴシ磨き、お歯黒をぬって歯や歯肉を守っていたのです、少し不気味ですね。
今日では、口腔ケアグッズも多彩にあり、歯科治療も物凄く進歩しています。きれいな白い歯を維持する技術もあります。歯を黒くする必要が無くて良かったですね。
歯ぐきはどうしてさがるの?
よく診療をしていると患者様より相談を受けることの一つに「歯ぐきがさがってきたんですけど・・・」と言われることが多くあります。
ではどうして歯ぐきがさがってしまうのでしょう?
原因は沢山あるのですが主なものをあげたいと思います。
①歯周病 歯石がたまることにより炎症が起きて、歯を支える骨が溶けてしまい歯ぐきが下がります。
②歯ぎしり(食いしばり) これらの過剰な噛む力で歯ぐきが下がってしまうことがあります。
③かみ合わせ 特定の歯に負荷がかかり歯ぐきがさがってしまうことがあります。
④過剰な歯ブラシ 歯ぐきを傷つけるくらい強い歯ブラシは、歯ぐきをさげてしまうことがあります。
⑤加齢 残念ながら加齢でも歯ぐきはさがります。
もちろん上記のこと以外に、歯肉や骨が元々薄い方は歯ぐきがさがりやすく体質にもよることが多いです。悩んだら早めに歯医者さんに相談してください。下記に八千代市歯科医師会の会員医療機関のサイトを掲載してありますのでぜひご利用ください。