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子どもから高齢者までお口の健康を守る定期検診

Posted on 2026年9月23日

お口の健康は、年齢とともに変化します。子どもの成長期から成人、高齢期まで、それぞれの時期に合ったケアを続けることが、生涯にわたって「食べる・話す・笑う」ことを楽しむために大切です。

【子どもは「お口を育てる」時期】

子どもの予防は、むし歯を防ぐだけではありません。

歯の生え方や歯並び、かみ合わせを確認するとともに、「食べる・飲み込む・話す・呼吸する」などのお口の機能が順調に発達しているかを見守ることも重要です。

「食べるのが遅い」「硬いものが苦手」「食べ物をうまく噛めない」「お口がいつも開いている」「発音が気になる」などは、口腔能の発達について確認するきっかけになります。

また、指しゃぶりや舌の癖、口呼吸などが歯並びやかみ合わせに影響することもあります。

むし歯予防+お口の機能の発達+歯並び・かみ合わせのチェック。成長に合わせてお口全体を見守ることが大切です。

【成人は「お口を守り、歯を残す」時期】

成人になると、むし歯だけでなく、歯周病によって歯を失うリスクが高くなります。

歯周病は、初期には痛みなどの自覚症状が少ないため、「痛くないから大丈夫」とは限りません。歯ぐきからの出血、腫れ、口臭、歯が長くなったように見える、歯が動くなどの変化があれば注意が必要です。

また、仕事や子育てなどで忙しい時期には、歯みがきや食生活が不規則になり、お口の健康管理がおろそかになることもあります。

定期検診では、

* むし歯のチェック

* 歯周病の検査

* 歯石・歯垢の除去

* 歯みがきやフロスなどのセルフケアの確認

* 詰め物・かぶせ物の状態確認

* かみ合わせのチェック

* お口の中の変化の早期発見

などを行います。

特に大切なのは、「治療した歯を再び悪くしない」ことです。むし歯を治療しても、歯周病を治療しても、その後のケアが不十分であれば再発することがあります。毎日のセルフケアに加えて、歯科医院で定期的にチェックとクリーニングを受けることで、健康な状態を長く維持することにつながります。

さらに、成人期から「しっかり噛める状態」を維持することは、高齢期の口腔機能低下を予防するうえでも大切です。

成人期は、今ある歯を守るだけでなく、将来のためにお口の健康を貯蓄する時期です。

【高齢者は「お口の機能を維持する」時期】

年齢とともに、噛む・飲み込む・話すなどのお口の機能が低下することがあります。

「硬いものが食べにくい」「食事中によくむせる」「滑舌が悪くなった」「口が乾く」などの変化は、口腔機能低下症のサインかもしれません。早めに気づき、適切なケアやトレーニングを行うことで、お口の機能を維持し、食事や会話を楽しむことにつながります。

【一生涯のお口の健康を、歯科医院と一緒に】

子どもは「育てる」

成人は「守る」

高齢者は「維持する」

年齢によって必要な予防は変わります。

だからこそ、定期的な歯科検診でお口の変化を確認することが大切です。

いつまでも自分らしく、食べる・話す・笑うために。

ご家族みなさんで、定期検診を習慣にしましょう。

スポーツを楽しむ皆さんへ ~マウスガードで大切な歯を守りましょう~

Posted on 2026年7月20日

スポーツを楽しむ皆さんへ ~マウスガードで大切な歯を守りましょう~

スポーツは健康づくりや仲間との交流に欠かせないものですが、一方で転倒や接触による歯や口のケガも少なくありません。その予防に高い効果を発揮するのが「マウスガード」です。

現在、アメリカンフットボールやボクシング、ラクロスなどではマウスガードの着用が義務化されています。また、アイスホッケーや空手、ラグビーなどでも年代や大会によって着用が義務付けられており、バスケットボールや硬式野球、柔道、ハンドボールなどでは着用が認められ、推奨されています。

しかし、歯の外傷が多い硬式野球やサッカー、バスケットボール、バレーボールなどでは、いまだに多くの大会で着用が義務化されていません。そのため、選手一人ひとりが自ら歯を守る意識を持つことが大切です。

歯は一度失うと元に戻りません。歯の破折や脱臼だけでなく、唇や舌のケガ、顎への衝撃の軽減にもマウスガードは役立ちます。特に成長期のお子さんは、将来にわたって健康な歯を守るためにも着用をおすすめします。

市販品もありますが、歯科医院で作製するオーダーメイドのマウスガードは、フィット感や安全性に優れ、呼吸や会話もしやすいのが特徴です。安心してスポーツを楽しむために、この機会にマウスガードの着用を考えてみませんか?

「オーラルフレイル」ってなに?

Posted on 2026年7月13日

「オーラルフレイル」ってなに?

“フレイル”とは、高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。
“オーラルフレイル”とは噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口の働きが少しずつ衰えることを指し、全身の衰えの始まりを知らせるサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、全身のフレイルと深く関係していることが分かっています。とはいえ、フレイルは可逆的な状態なので、オーラルフレイルも適切な対処法を行えば改善することができます。
まずは自分がどの状態なのか、チェックしてみましょう。

オーラルフレイルチェックリスト

                    
オーラルフレイルに該当したら、かかりつけ歯科医院で必要な検査(咬む力・飲み込む力・舌や唇の動き)を受け、舌や口の周りの筋肉を鍛える体操などのアドバイスをもらい、健康=健口な状態に近づいて、人生の中で長く自立生活ができるように心がけていきましょう。
参考
日本老年歯科医学会「オーラルフレイル」ホームページ

https://www.gerodontology.jp/committee/002370.shtml

2026年7月9日閲覧
 
日本歯科医師会ホームページ「オーラルフレイル」

https://www.jda.or.jp/oral_frail/

2026年7月9日閲覧

 

タバコと歯周病

Posted on 2026年6月27日

「タバコが体に悪い」というのはよく知られていますが、実はお口の健康、特に「歯周病」にとっても最大の天敵であることをご存知でしょうか?
データをみると、タバコを吸う方は吸わない人に比べて、歯周病にかかるリスクが2〜5倍も高くなります。

タバコが歯周病を悪化させる「4つの理由」

タバコの煙に含まれるニコチンなどの有害物質は、歯茎に大きなダメージを与えます。

歯茎の血の巡りが悪くなる
血管が縮まるため、歯茎に大切な酸素や栄養が行き届かなくなります。

バイ菌と戦う力が弱まる
お口の中の免疫力が落ちるため、歯周病菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

「出血」が起きにくく、気づきにくい
ここが一番怖いポイントです。血の巡りが悪いため、歯周病のサインである「歯茎の腫れ」や「ブラッシング時の出血」が出にくくなります。そのため、痛みのないまま裏でどんどん進行してしまうのです。

治療をしても治りにくい
細胞の修復力が落ちているため、せっかく歯科医院で歯周病の治療を行っても、吸わない人に比べて治りが遅くなってしまいます。

大切な歯を守るために、今できること

「もう何年も吸っているから今さら…」と諦める必要はありません。
禁煙を始めると、お口の環境は本来の姿へ戻っていきます。

禁煙してから数週間〜数ヶ月経つと、歯茎の血流が良くなり、菌と戦う力も復活します。その結果、歯科医院での歯周病治療の効果も高まります。

歯科医院では一人ひとりのお口の状態に合わせたクリーニングやケアを行っています。「タバコによるヤニ汚れが気になる」「自分の歯茎の状態を知りたい」という方は、ぜひかかりつけの歯科医院に相談してください。

歯の硬さとは?

Posted on 2026年5月12日

ゴールデンウイークを利用して新潟県の糸魚川へ鉱物採集に行って参りました。
糸魚川は翡翠が拾えることで有名ですが実はダイヤモンド以外の鉱物はほとんど拾えると言われています。
鉱物と言えばダイヤモンドが高価で非常に硬いことが知られていますが、これはモース硬度というものを指標にされておりモース硬度は「傷への強さ」を見る尺度なので、
「割れにくさ(靭性)」や「衝撃への強さ」とは別です。
ダイヤモンドの硬度は10でコランダム(ルビーやサファイヤ)は硬度9,翡翠は硬度7と言われています。

歯の表面であるエナメル質のモース硬度は「5」で人体の中では最も硬い組織になります。
ただ歯は「硬い」だけでなく構造が重要です。

・エナメル質:硬いが割れやすい
・象牙質:やや柔らかいが弾力がある

という二層構造になっていて、外側(エナメル質)の硬さと内側(象牙質)の粘りで噛む力に耐えています。
ただ、酸には弱く、硬度以前に酸で溶ける(脱灰する)ことで虫歯の始まりになります。いつまでも自分の歯で食事が出来るのが一番ですね。

GW中に歯が痛くなったら

Posted on 2026年4月26日

GW(ゴールデンウィーク)中に歯が痛くなり、お困りの経験がある方もいるかと思います。

八千代市歯科医師会では4月29日(水)、5月3日(日)~6日(水)の祝日も会員の医療機関で診療をおこなっております。かかりつけ歯科医院がお休みの際は、当日の当番医で応急処置を受けてください。

詳しくは八千代市歯科医師会 | 休日当番医の方をクリックしていただき、当番医や診療時間、持参物などご確認ください。

ならしの健康通信 令和7年度版にガム噛みトレーニングが掲載されました。

Posted on 2026年3月27日

ならしの健康通信 令和7年度版に八千代市歯科医師会で長年にわたっておこなっているガム噛みトレーニングが掲載されました。ぜひご覧になってください。

ならしの健康通信 令和7年度版ダウンロード

スマートフォンのやりすぎはお口の環境に影響する?

Posted on 2026年3月12日

「スマホと歯の関係」はあまり意識されていませんが、実は結構深い関係があります。

いくつかの角度からみてみましょう。

🦷1.姿勢と歯並び関係

スマホを長時間見ると、うつむいた姿勢になります。この姿勢が続くと…

・下あごが後ろに引かれる

・首やあごの筋肉のバランスが崩れる

→かみ合わせがずれる、歯並びが悪くなることがあります。

特に成長期の子どもでは、あごの発達に影響が出ることも。

🦷2.食いしばり・歯ぎしりに増加

スマホでゲームやSNSをしているとき、無意識に歯を食いしばる人が多いです。

姿勢が悪くなることで無意識に歯を接触させ続ける癖(TCH:Tooth Contact Habit)を誘発、悪化することがある

これが続くと…

・歯がすり減る

・あごが痛む(顎関節症)

・頭痛や肩こりの原因にも

🦷3.スマホ使用と口の渇き

スマホを見ていると、口呼吸になりがちです。

口が乾くと

・虫歯が増える

・口臭が強くなる

・歯ぐきの細菌が増えて歯肉炎になりやすい

といったトラブルが起こりやすくなります。

🦷4.スマホの衛生面

スマホの表面には、トイレの便座より多い細菌がいると言われています。

口の近くに持って話すことで、細菌が口に入るリスクがあります。

このようにスマホやゲームを長時間使用すると知らぬ間に姿勢や筋肉の使い方に影響しているんですね。
そのまま放っておくと、歯や歯ぐき、顎、筋肉に色々な問題を引き起こす場合があります。小さな違和感のうちに対策を始めることが大切です。

歯科医療と健康

Posted on 2026年2月26日

歯科医療は、私たちの健康な生活を支える大切な柱です。お口の健康は全身の健康と深くつながっており、むし歯や歯周病を放置すると、糖尿病や心臓病など、さまざまな病気のリスクを高める可能性があります。 「毎日、歯を磨くように」という言葉があるように、歯磨きは日常の習慣として非常に重要です。しかし、自己流のケアだけでは不十分なこともあります。プロによる定期的な検診やクリーニングは、お口のトラブルを早期に発見し、適切な処置を受けるために不可欠です。 特に歯科衛生士は、患者さんの口腔ケアをサポートする専門職です。むし歯や歯周病の予防指導をはじめ、歯石除去やフッ素塗布など、多岐にわたるケアを提供します。患者さんが安心して治療を受け、健康な歯を維持できるよう、一人ひとりに寄り添った丁寧な対応を心がけています。 健康な歯と笑顔は、自信と活力をもたらします。歯科医院は、単にむし歯や歯周病を治療する場所ではなく、皆さまが生き生きとした毎日を送るためのパートナーです。定期的なケアを通じて、いつまでもご自身の歯で食事をし、笑顔でいられる喜びを感じていただきたいと願っています。

噛む?嚙む?咬む?齧る?

Posted on 2026年1月25日

みなさんこの漢字を読めますか?最初の2個は「かむ」4番目は「かじる」です。

これらの漢字の使い分けを知っていますか?

以下に表をまとめてみました。

漢字読みニュアンス主な使い方
噛むかむ一般的・日常的食べ物、ガム、比喩など幅広い
咬むかむ噛みつく・攻撃的動物が噛みつく、痛みを伴う
嚙むかむ「噛む」の旧字体現代ではほぼ使わない
齧るかじる軽くかじる・少し触れるりんごを齧る、学問を齧る

たまにはこんな雑学もいかがでしょう?

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