いつまでも自分の歯で過ごしてもらいたいと思って日々診療しています。皆さんは、歯を失う主な原因をご存知でしょうか?失う原因を知って、それを予防・治療することができれば、自分の歯で過ごせる可能性は大きくなります。今回は歯を失う原因についてお話しします。
歯を失う原因は主に・歯周病(37.1%)・むし歯(29.2%)・破折(17.8%)
の3つとなります。
この3つだけで全体の84.1%になります。
また、破折は主に歯髄(歯の神経)を取った歯で、歯髄を取る理由のほとんどがむし歯です。
破折をむし歯に含めると歯周病が37.1%、むし歯(破折を含む)47%になります。
つまり、歯周病とむし歯の2つの病気に対して予防・治療し、定期的にメインテナンスを受けてコントロールすることができれば、歯を失うリスクをグッと減らすことができます。
どちらの病気も初期の段階では自覚症状がありません。手遅れになる前に定期的に歯科医院で検診を受けることをおすすめします。