みなさん、「虫歯があると就けない職業がある」って知っていますか?
意外に思うかもしれませんが、いくつか見ていきましょう。
1. 航空機パイロット
子どものころ、一度は憧れたことのある職業ですよね。
でも実は、虫歯があるとパイロットにはなれません。理由は「気圧の変化」。
飛行機は標高約2,000mほどの高さを飛んでいます。このとき、気圧の変化で虫歯の中の空気が膨張し、神経を刺激して激しく痛むことがあるんです。
この現象は「航空性歯痛」と呼ばれています。
パイロットになるためには「航空身体検査」に合格しなければならず、その中には歯の健康も含まれているんですよ。
2. 宇宙飛行士
宇宙飛行士も、虫歯があるとミッションに影響する仕事のひとつです。理由はやはり「気圧の変化」。
宇宙服の中は地球上よりも気圧が低く、虫歯があるとその圧力差で神経に激しい痛みを感じるそうです。
そのため、治療を完全に終えてから宇宙へ行くのが鉄則です。
ちなみに、宇宙飛行士はもしもの場合に備えて「自分で抜歯訓練」も受けるんだとか!
毛利衛さんも、未治療の歯が原因で二次選抜に落ちた経験があるそうですよ。
3. 自衛官
自衛官も、虫歯をそのまま放置しておくことはできません。
任務によっては数ヶ月間、潜水艦の中や海外の駐在地で過ごすこともあります。
艦には歯科医官がいますが、応急処置しかできないことが多いため、事前にしっかり治療しておくことが必要なんです。
まさに「身体が資本」の仕事ですね。
虫歯ひとつでも、夢の仕事に影響することがあるというのは驚きですね。